InDesignの勉強会(その5)に参加しました

なんでやねんDTP/おぢん(@works014)さん主催の「InDesign初心者さん向け勉強会 その5」に参加しました。(こちらの勉強会と、大阪DTPの勉強部屋の隔週勉強会に昨年春頃から参加させていただいてます。)

課題:たて組本文のページ作成

今回は事前課題として、A5サイズのたて組本文のページ作成がありました。1段組みの見本と指示に沿って、2段組み、3段組み、フォントサイズを変更した3段組、の3パターンを作成。
こちらの作成を中心に、各種設定画面の解説をいただきました。

まずは新規作成画面。
レイアウトグリッドと、マージン・段組み、どちらから始めたらいいのかが初めの頃は分からなかったんですが、今回のように文字がメインのページ作成ならレイアウトグリッドから、写真や図版がメインの文字が少ないページ作成ならマージン・段組みから始めます。

また、「プライマリテキストフレーム」にチェックを入れておくと、設定値のテキストフレームが作成された状態から始められるので、いちいちテキストフレームを作らなくてもよくて便利!

柱やノンブルの設定はマスターページに作成。
右ページのノンブルは右揃え、左ページのノンブルは左揃えを使っていましたが、InDesignには「ノド揃え」「小口揃え」がありました!
この設定を使えば、いちいち設定を変更しなくても小口の方向を判断して表示してくれます。便利!

柱には自動で文字列を読み込んでくれる方法として、セクションマーカーで読み込む方法、テキスト変数で読み込む方法もありますが、正規表現スタイルを適用できないそうです。
今回は2文字の時は全角アキ、3文字なら2分アキ…という指定があり、正規表現で指定を入れたいので直接入力。

(参考)
セクションマーカー https://study-room.info/id/studyroom/id1/study50.html
テキスト変数 https://study-room.info/id/studyroom/cs3/study25.html

InDesign設定あれこれ

環境設定、段落設定パネルで設定しておいた方が便利な項目について、各ページのスクリーンショット画像と共に解説いただきました。こちらはいただいた資料を見ながらじっくり設定してみます。

アプリケーションデフォルト

何もファイルを開いていない状態で設定しておくと、新規作成したファイルにその設定が引き継がれる。ので、毎回設定しているような項目があれば「アプリケーションデフォルト」に設定しておくと便利。

(参考)
アプリケーションデフォルトとドキュメントデフォルト
https://study-room.info/id/studyroom/other/other02.html

正規表現について

具体的な正規表現の書き方等についての解説。
具体例のテキストデータをいただいたので、以後コピペで使用できて助かります…。
(正規表現の書き方については検索すればたくさん出てくるのでここでは割愛。)

・正規表現スタイルよりも、文字スタイルの方が強い
正規表現スタイルで指定したが部分的に不要な場合、打ち消す文字スタイルを作成して充てる。

・指定した正規表現スタイルが、一部の段落だけで不要な場合
段落(「段落スタイル」ではなく「段落」パネル)>正規表現スタイル>不要な正規表現を削除。

・文字スタイルは、他の段落でも使用できるように、できるだけシンプルに、そして分かりやすい名前にしておいた方が使いやすい。
赤字にして、文字の大きさを90%にして、別のフォントにする、みたいな時は、3つの文字スタイルを作って重ね掛けすると、他の部分で赤字にだけしたい、90%の指定だけかけたい、みたいな時に流用できて便利。

正規表現スタイルを設定する方法については、昨年春に教わったものの最初はなかなか上手く使えず、試行錯誤や失敗も色々して、最近ようやく構造というか考え方が分かってきた気がします。思ったように狙った文字列が指定できなかったり、指定外の部分までかかってしまったり、難しいこともありますが、うまく指定できればテキストを流し込んだだけで指定が適用されていくので夢のよう!一番覚えて良かったと思った機能です。

1年前は、InDesignの設定パネルを開いても意味が分からず、開いてはそっと閉じる…を繰り返していましたが、とりあえず怖くはなくなったと思います!
昨年末は一応カタログデータをInDesignで作成してPDF入稿までたどり着けたので、今年はさらにサクサク使えるレベルを目指します。